1カットを決める3つの要素

かめらのレンズのアップ

動画を撮影する場合には基本的に知っておきたい要素があります。それは「しぼり」「フォーカス」「構図」です。1カットを決める前にこれらを軸に考えましょう。今回は【1カットを決める3つの要素】について掘り起こしてみましょう。

しぼり……映像の明るさ

しぼりを開けるとセンサーの光があたる面積が広くなりますから、明るい映像になります。逆にしぼりを閉じると光があたる面積が狭くなり、暗い映像になるのです。数字はF値で表示されます。数字が少ないほど明るく、数字が大きいほど暗くなります。F値が低ければ被写界深度(フォーカスが合う距離)が狭くなります。フォーカスは難しいですが、背景をぼかすシーンが撮影できます。

フォーカス……ピント

カメラやレンズの性能によって輪郭が合う距離や範囲が決まっています。つまり一定の距離しか指定できないのです。どの部分にフォーカスするかによって、どこがボケるかも決まります。

構図

縦と横のどこからどこまでをフレームに収めるかどうかが構図です。パン(カメラを横や縦に振る場合)は初めと終わりの構図を事前に決めておくと上手く撮影できます。

いかがでしたでしょうか?

1カットを決める3つの要素について説明しました。1カットを作ってそれの連続で動画ができあがります。ハンディカムの場合は、この要素が自動になっていることもあります。しかし、大切な基礎知識になりますので覚えておいて損はありません。ビギナーはまずこの3つをマスターしてください。